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さるぼこ

概要

阿蘇外輪山西麓に広がる火山灰土の畑地帯で農民が言いならわしてきた土の呼び名です。
黒みが強く非常に軽しょうな「黒ボク」に対し、土色が明るく一般に暗褐色を呈する粘質の火山灰土で黒ボクよりも重い。黒ボクとまつちの中間的な性状を帯び、火山灰土としての性格が弱い。黒ボクに比べて麦類や野菜類を育てやすいので、農民は土の性質を見て畑を使い分けてきました。典型的なものは飽託郡北部町(現在、熊本市に編入)、鹿本郡植木町の一帯に分布します。
概念に幅があり25,000~30,000年前の堆積物に由来する黄褐色の浮石質火山灰層を指して「さるぼこ」と呼んでいる地域もあります。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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