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すぼ豆腐

概要

阿蘇地方で、保存食用に豆腐をわらつとに入れ長時間煮込んで作ったものです。
豆腐半丁を縦に2つに割り「つと」に包み、大釜で1時間以上茹でたあと、4、5本ずつ束ねて冷たい小川の水に吊るして保存し約1周間後から食します。
長時間煮るため「ス」が入り、煮物にしたとき味がしみやすく、干しエビ、干しアユや季節の野菜と煮合わせています。
阿蘇市跡ケ瀬では昭和のはじめ頃まで、仏事や日常惣菜に欠かせない豆腐などは、手間がかかるので組単位の当番制で集落全部の物を作っていましたがその豆腐を保存するために考案されたものです。
近年、あまり見ることはなくなりました。

カテゴリ : 食べ物
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