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どんどや

概要

鬼火と言われる地域もあります。
その分布を見ると一般的に、どんどやは熊本以北の地域で行われ、鬼火は五家荘(八代郡)から南にかけて球磨、芦北、天草の諸郡に残っており、両地方の接触地帯である阿蘇、上益城、下益城、宇土の諸郡では、どんどや(正月14日)と鬼火(7日)の両方が最近まで行われていました。
宇土半島の漁村・不知火町山村では7日の朝、前の年に男の子の生まれた家から出された「しんぼく」と呼ぶ孟宗竹(もうそうちく)(かし)の木を海岸に立てます。
この作業は潮が満ちてくる時が良いとされています。しんぼくを中心にして柴を添えて点火し、正月の飾り物を燃やし、餅を焼いて食べ、新生児を火に当てます。また燃え落ちた竹を切って、かまどに供えておくと蛇が来ないと言われています。
阿蘇郡蘇陽町二瀬本では、鬼火の火に竹を炙って鬼の目はじきを作り、正月二日にした鍬入れの畑に立てます。

阿蘇地区のどんどやは鬼火焚きともいわれ、竹の弾ける音で邪気を払い、その火に当たれば1年の無病息災を叶えることができると言われています。

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カテゴリ : 文化・歴史
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