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オトギリソウ

概要

オトギリソウオトギリソウ
多年草
茎は円柱状で、葉は対生、葉柄は無く、形は披針形で先は丸みをおび、長さ2~6センチくらいです。
葉縁は全縁で、黒色の油点が散在しています。
葉の基部は対生する両葉が茎を抱くように接しています。
薬草として知られるこの草、昔鷹匠が飼っていた鷹が傷つきこの草で直しました。
あまりによく効いたので、弟が人にもらしてしまい兄は激怒し弟を殺してしまったと言う話から弟切草と名付けられました。

季節(開花期)

7~9月
花は、夏から秋にかけての分枝の先に黄色い花を咲かせます。
花弁数は5枚、長さ8~10ミリ、がく片は5枚で狭長楕円形、長さは4ミリ程です。
果実は卵形、長さ3~10ミリで3室からなっていて、中にはこまかい種子がつまっています。

環境

朝鮮半島。中国
日本全土の日当たりのよい原野、山地に広く分布しています。

画像

和名:弟切草 科名:オトギリソウ  季節:夏

薬草としてのオトギリソウ(弟切草)

生育場所

山野の草地や林縁や路傍

採取時期

7~9月葉が茂っている時開花中が良い

利用部分

葉または全草

薬効

止血 消炎 鎮痛

調整法

生の葉は切り傷など止血の目的で用いる。
野外でのちょっとした切り傷等試してみるとよい。
消炎鎮痛のときは煎じて液を湿布するので開花期の全草を採取して水洗い後陰干しして十分干し上げてから保存する。

利用法

生の葉はよくもんで患部につける。
打撲や捻挫ではれた時には乾燥品を煎じて液に湿布する。

参考

阿蘇デジタル博物館
くらしのあゆみ 一の宮 -一の宮町 伝統文化研究会-

カテゴリ : 阿蘇の自然
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