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カノコソウ

概要

和名:鹿の子草 学名: Valeriana fauriei Briq.

オミナエシカノコソウ
多年草 草丈50~70cm
茎は、直立し葉は対生します。
小葉は2~4対になっており、披針形で葉縁には鋸歯があります。

季節(開花期)

5~7月
花柄の先端に散房状の淡い紅色の小花を多数咲かせます。
大きさは5㎜、雄蕊は3本。

環境

中国、朝鮮
北海道、本州、四国、九州
山地の湿った草地に生育します。
別名ハルオミナエシと言われ、花の色も広い阿蘇にあっては白~紅赤まで様々。
似たものにツルカノコソウがあります。

利用

地上部が枯れた後、水洗いし天日で乾燥させます。(生薬名:吉草根)

薬効

  • 神経過敏症、ヒステリー、心悸亢進などに効果があり、ストレスや興奮を抑えます。
    細かく刻んで、1回5gに熱湯を入れ飲用します。

食用

  • 独特の芳香があり、たばこや菓子の香料として利用されています。
    日本産のものは品質が良く、戦前は各地で栽培されヨーロッパへ輸出されたこともあります。

画像

参考

阿蘇デジタル博物館


カテゴリ : 阿蘇の自然
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