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グリーンアスパラガス農家-室 治夫

この植物の軽量という点に目をつけた。



およそ二十年前、JAに勤務していた室治夫さんはメロンの下火を憂え、
「何か代わる品目を、といろいろ調べました」
そこで浮上したのが、グリーンアスパラガスだった。
なにより着目したのはこの植物の軽さ。高齢の生産者にはありがたい。
さっそく本格的な取り組みを推進する。
ところが、なかなか作り手が現れない。
「となれば、自分でやるしかないかと……」
課長という立場でのJA勤務を続けながら、朝四時起きで栽培の仕事を始めた。
その姿が人びとのこころに届いた。率先垂範の説得力である。
いまや「阿蘇にグリーンアスパラガスあり」は着実に根づいた。
江戸時代にはじめて日本にもたらされたときには観賞用植物だったというだけあって、アスパラガスの姿は繊細で美しい。
世話をしているひとの立ち居振る舞いもどこか優雅に見えてくるのだ。


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カテゴリ : 行政
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