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ナルコユリ

概要

ユリ科アマドコロ
多年草
茎は斜めに立ち上がり上部に行くにつれ水平になります。
茎は円柱状です。
葉長は10~15cm、長い楕円形で葉先は鋭三角形です。

季節(開花期)

5~6月
葉腋から花柄が枝分かれし、緑白色の花を3~8個垂らすように咲かせます。
花は長さ20mm前後、先の方が色が濃く、緑色を帯び、基部は1mmほどの 短柄となります。
花糸は中部まで花被の筒部に合生し無毛、花柱は無毛、先は頭状になります。
果実は液果、暗緑色で直径7~10mmの球形、種子は卵球形で、長さ3mmほどです。

環境

朝鮮半島、中国
本州以西の明るい林縁や草地を好みます。

利用

根茎を天日干したものが生薬「黄精(おうせい)」で、強精・強壮に効能があるとされています。

画像

薬草としてのナルコユリ(鳴子百合)

生育場所

山地や丘陵の林内や林縁など

採取時期

10~11月果実が熟してから葉が枯れるまでの間

利用部分

地下茎(根茎)

薬効

強壮

調整法

地下茎を採取するのは果実が熟して葉が黄色になる時期が一番良い。
春に花が咲いているときが探しやすいがこのころ掘ると地下茎が充実していないのでだめである。
掘った根は取り除いてよく水洗いし日なたで十分乾燥させておく。

利用法

乾燥したナルコユリの地下茎は生薬名は黄精という。
刻んだ黄精をビンに3分の1くらい入れ25度のホワイトリカーを一杯になるまで入れて密栓し、光の当たらないところに置く。

参考

くらしのあゆみ 一の宮 -一の宮町 伝統文化研究会-


カテゴリ : 阿蘇の自然 | 生活
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