ホーム > 中江岩戸神楽

中江岩戸神楽

概要

国選択無形民俗文化財 昭和50年指定

明和2年(1765)年に大野川流域の村々を経て中江地区に伝えられたものとされています。中江地区に伝わった神楽は、荻岳山頂にあった荻神社(現在は山の麓)に奉納され、地域の人々により保存・継承されてきました。

神楽の里として全国に知られている波野の中江岩戸神楽は荻岳のふもとの中江地区に伝承されており、 「天の岩戸」の神話を題材に御岳神社(豊後大野市清川町)に伝わる神楽をもとに伊勢神楽・出雲神楽・高千穂神楽の粋を集め、更に宮中雅楽も取り入れ、これを三十三座に配して独特な神楽が構成されています。
わずか24世帯の小集落に200年以上にわたって伝承されてきたものです。

平成2年熊本県立劇場での24時間完全復元公演を契機に、神楽による地域おこしの中核として建設されたのが神楽苑で、「道の駅」の指定を受けています。
また、定期的に神楽を公演する施設として銅版葺き、ヒノキ張りの舞台の「中江神楽殿」が荻神社に併設されています。

毎月第1日曜日午後1時から定期公演が行われています。波野小学校では、平成12年度から中江岩戸神楽を伝承しようと、「波野こども神楽部」が発足しました。

また、熊本県立劇場の鈴木健二館長(当時)の目に留まり、平成2年に「中江岩戸神楽三十三座完全復元県立劇場一昼夜公演」を成し遂げました。

画像

映像

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財



カテゴリ : 文化・歴史
索引 :
関連語句 : 波野の岩戸神楽

このページのURL:

TOP