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久木野村

概要

熊本市の東方40㎞、阿蘇カルデラの中に位置し、阿蘇郡に属していました。
南郷谷の中央を東西に流れる白川を堺に南外輪山に沿った農山村で、東西13㎞、南北4.5㎞と弧状の地形を成しています。
面積51.26平方㎞、人口2,677人、世帯数650。交通は国鉄高森線と国道325号線、県道熊本ー高森線が幹線道路として利用されています。村内に国鉄高森線の4つの駅(阿蘇白川、中松、阿蘇下田、長陽)があるのも特色の一つです。藩政改革以後上久木野村と二子石村が合併して久石村に、中久木野村と下久木野村が合併して河陰村となり、明治22年(1889)町村制の実施により合併して現在の久木野村が誕生しました。延宝2年(1674)から元文4年(1739)にかけて片山嘉左衛門らの手により3本の水路が開削され、400㌶の美しい田が生まれました。以来米を基幹に畜産を副業とした産業が発展しました。昭和43年(1968)には水路の改修・延長、ポンプアップ水路の開設によりさらに250㌶が開田され、経営の安定が確立され南郷谷の穀倉地帯となりました。
水稲の減反調整により夏秋野菜が導入され、特にトマトの生産技術は飛躍的な成長を遂げ、52年には国の産地指定を受けるまでになりました。
このほか総面積の72%を占める林野では大正7年(1918)に施業計画を立て、随時改変を重ねながら800㌶の造林を行い、その後の公団造林と合わせ、現在1200㌶の美林が整備されました。
雄大な阿蘇五岳と原生林に覆われた奇岩怪石の林立する南外輪山の懐に抱かれた風光明媚な所で、教育キャンプ場も置かれ、青少年の鍛錬の場にもなっています。村の振興も自然との調和を基調とした開発が行われています。

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カテゴリ : 行政
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