ホーム > 古野

古野

概要

干草を刈った草原では野焼きをしない。というよりも、よく繁った草を刈り取って焼く枯草が無くなっている。野焼きが行われるのは、干草刈りを行わずに枯草がそのまま立っている古野と呼ばれる草原です。

阿蘇郡内でも北外輪の端辺原野は土地生産性が低く、かつネザサが多い地域です。ここでは、刈草を行った翌春の草の芽立ちが良くありません。9月の干し草刈りによって、養分の移動が終わる前に地上部が収穫されるため、地下部の充実が十分ではないからです。そのため、貧弱な芽立ちとなって春から夏にかけての生育も劣ることになります。そのため、秋になっても草を刈らずに放置し
、枯れ草が立った状態で冬を越すことになります。
土地が肥沃で生産性が高い地域では、ススキが繁茂する草原となっている場所が多い。ススキはネザサと異なって夏の間から栄養を地下に移行させる性質があるので、そこでは9月の刈草を続けても草原が退行することはありません。しかし、どんな肥沃なススキ草原でも、夏の朝草刈りを続けると地下部の充実が出来ずに退行現象を起こします。また、このようなススキ草原でも野焼きが行われるのは、地形が厳しいなどの理由で刈り残した場所を焼いて、森林への遷移を抑えるために行われています

参考

阿蘇ー自然と人の営みー

カテゴリ : 阿蘇の自然
索引 :

このページのURL:

TOP