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坂本善三
更新日: 2015-05-08 (金) 17:05:56 (3269d)
概要
坂本善三は「グレーの画家」「東洋の寡黙」と称される抽象画家として知られています。故郷の風土や自然に根ざした坂本善三の作品は、日本独自の抽象であると世界でも高い評価を受けました。亡くなるまで熊本で制作を続け、熊本の美術界に大きな足跡を残しました。
坂本善三略年譜
1911年 | 3月15日熊本県北小国村(現小国町)に生まれる。 |
1929年 | 旧制大津中学校卒業後上京、本郷絵画研究所、帝国美術学校(現武蔵野美術学校)に学ぶ。 |
1935年 | 入隊。以後召集と除隊を繰り返しながら制作する。 |
1945年 | 終戦を機に帰熊。阿蘇坊中に住み制作を再開する。 |
1947年 | 海老原喜之助に師事。独立賞受賞。 |
1949年 | 独立美術協会会員に推挙される。 |
1957年 | 渡欧。パリにて制作活動を行う。この頃から画面の単純化が始まる。 |
1959年 | 帰国。作風は日本の風土や生活にねざした抽象絵画へと変化する。 |
1968年 | 第9回日本国際美術展招待出品作「連帯」を文部省が買い上げ。(現在東京国立近代美術館所蔵) |
1973年 | 熊本県美術家連盟会長に就任。 |
1977年 | 第12回熊本県文化懇話会賞受賞。第1回長谷川仁記念賞受賞。 |
1981年 | 熊本市新庁舎の壁画、緞帳を制作。 |
1985年 | 熊本県立美術館にて「坂本善三展」が開催。 |
1986年 | FIEST展(パリ)でリトグラフィ「構成80」が専門家賞(Prix Professionnel)を受賞。 |
1987年 | 10月14日熊本市江南病院で死去(享年76歳)。遺族より油彩画の大作を中心に遺品など70数点が小国町に寄贈される。 |
1995年 | 小国町に坂本善三美術館が開館する。 |
索引 : さ
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