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小学校/坂梨小学校区

坂梨小学校区の紹介

 3本の大きなプラタナスがシンボルである私たちの坂梨小学校(さかなししょうがっこう)は、地域(ちいき)の伝統芸能(でんとうげいのう)「古閑(こが)の虎舞(とらまい)」の伝承活動(でんしょうかつどう)に取(と)り組(く)み、壁塗(かべぬ)り・御膳舞(おぜんまい)・地舞(ちまい)・玉取(たまと)りの演目(えんもく)の練習(れんしゅう)を、年間を通してがんばっています。

また地域には、江戸時代に「坂梨宿(さかなしじゅく)」として栄(さか)えた宿場町跡(しゅくばまちあと)や、冬には凍(こお)りつく「古閑(こが)の滝(たき)」、石を組み合わせて造られた「めがね橋(ばし)」、明治時代から続いている遠足で行く「浄土寺牧(じょうどじまき)」があります。

坂梨宿場

坂梨宿場

 坂梨は、江戸時代の参勤交代のときは3日目の休憩地(きゅうけいち)だったそうです。肥後(ひご)と豊後(ぶんご)の国境(こっきょう)付近(ふきん)にあり、御茶屋(おちゃや)・会所(かいしょ)・番所(ばんしょ)なども置(お)かれ、阿蘇谷(あそだに)の文化(ぶんか)や経済(けいざい)の中心地(ちゅうしんち)の一つとして栄(さか)えていた場所(ばしょ)です。
 通りには、50軒以上の宿屋(やどや)・酒造業(しゅぞうぎょう)・呉服屋(ごふくや)・問屋(とんや)・医者(いしゃ)など屋号(やごう)を持つ家々が並(なら)んでおり、明治の頃には桝屋(ますや)(問屋(とんや))・山城屋(やましろや)(旅館(りょかん))・富永屋(とみながや)(酒造屋(しゅぞうや))などの屋号を持つ家があったそうです。今でも坂梨公民館や坂梨宿場會(さかなししゅくばかい)のみなさんが、当時(とうじ)の面影(おもかげ)をよく残(のこ)している風情(ふぜい)ある町並(まちな)みや史跡(しせき)・文化(ぶんか)について、様々(さまざま)な活動(かつどう)を行い、歴史(れきし)と文化をいかした地域(ちいき)づくりを進(すす)めています。

古閑の滝

古閑の滝

 古閑の滝は、男滝(80m)、女滝(100m)の2つの滝に分かれています。冬になると、滝の水が冷(つめ)たい北風(きたかぜ)を受(う)けて凍(こお)り、阿蘇の冬の代表的(だいひょうてき)な風景(ふうけい)となっています。冬にはライトアップがされ、坂梨小学校からも見えるので、私たちも、冬になるのがとても楽しみです。

参考

くらしのあゆみ 阿蘇 -阿蘇市伝統文化資料集-

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