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灰石

概要

阿蘇の灰石とは溶結凝灰石の俗称で、軽石やスコリアが堆積時の上からの重みで凸レンズ状に潰れているのが特徴です。
また、冷却の際の収縮で柱状節理が発達し易く、垂直に近い崖をなして露出する。中程度に凝結したものは多孔質で比較的軽く、硬さも適当で細工しやすいことから、古くから石材として重宝がられています。
阿蘇の灰石(溶結凝灰岩)は、古墳時代には石棺として、その後も石垣・石堀・石段・土台石・石橋・鳥居・石塔・石灯籠・石風呂など様々に使用されています。
ことに5世紀の古墳時代には阿蘇の灰石製石棺は、地元はもとより、遠く大阪府藤井寺市の唐櫃山古墳や長持山古墳でも見つかっており、推古天皇陵と考えられる古墳からも発見されています。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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