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草千里

概要

烏帽子岳の側火山として活動した千里ヶ浜火山の火口跡。中岳火口南の砂千里に対し草の緑の美しいこの火口を草千里または草千里ヶ浜といいます。
直径約1㎞で広く浅い二重の大火口です。烏帽子岳の北斜面にあるため、南東部分の火口縁は低く、北西側は高い、この縁の上を登山道が通っています。内側の火口は草千里東方の窪地で、南北約500㍍の楕円形。草千里の真ん中の小高い丘は内側の火口の縁に当たります。
烏帽子岳の溶岩は南西に流れ、千里ヶ浜火山の溶岩は西方の湯の谷温泉近くにまで達しています。両者とも阿蘇中央火口丘群の岩石のうち最も酸性でガラス質、黒曜石となっています。自動車登山道路を建設する際、この美しい景色を見せるための路線設計が施され、シーズンには家族連れの観光客や団体が放牧の牛に交じって大自然を楽しむ様子が見られます。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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