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農耕文化

概要

食用植物の栽培を基礎として成立した文化のこと人類史的には新石器文化がこれに各当しますが、日本列島の新石器文化を代表する縄文文化は一般的には採集に依拠した文化であるとされています。
農工は縄文時代中期に開始されたと主張する説もありますが定かではありません。しかし縄文時代後期・晩期には栽培植物に関連する資料が急に多くなります。
熊本県でも菊池郡大津町ワクド石遺跡、熊本市健軍町上ノ原遺跡から米とその圧痕が検出されました。
また水田耕作に先行してそれぞれ麦、アワ、イモに代表される畑作、焼畑などの別系の農耕文化の影響があったとする意見もあります。
農耕文化の開始時期については、栽培植物の存在と、それを基礎とする社会組織や慣行の存在とが必ずしも対応しない点に研究上最大の困難があります。

カテゴリ : 文化・歴史
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