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養蚕
更新日: 2016-04-15 (金) 18:04:44 (2904d)
概要
蚕糸の起源は中国で紀元前3700年頃とされ、日本に伝わったのは諸説がありますが、仲哀天皇のころといわれています。
「肥後国誌」によると熊本県には推古帝の609年に百済の僧道欣が芦北郡津奈木に漂流帰化して養蚕を始めたと伝えられています。
生産
熊本県の機械製糸は明治は明治5年(1872)長野
熊本県の主要養蚕地帯の菊池川、白川、緑川流域の桑畑は水田に転換されるところが多く、一方では農薬散布、タバコ作などの被害を避けて養蚕地帯は開拓地や阿蘇、上益城などの中山間地へ移っています。
養蚕の特徴は水稲や畜産、シイタケなどとの複合経営です。昭和54年(1979)の県内の桑園面積は2,920㌶、養蚕戸数3,510戸。集繭量は1,838㌧で全国の2.3%、西日本では鹿児島に次いで2位。1戸当りの収繭量524㎏、1㌧以上を生産する農家は399戸となっています。生産性向上のための試験場などの研究の結果養蚕のやり方は昭和50年を境に急変し、稚蚕は人口飼料による共同飼育が多くなりました。
桑作りも密植速成機械化桑園が普及し始めたため、収穫量は増加しています。
索引 : よ
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