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阿蘇の語源

神話

阿蘇の名前の話

 阿蘇という名前はアイヌ語の「火を吐く山」という意味の言葉からともいい、日本書紀の中には、景行天皇18年6月16日条に《阿蘇の国に来られた。その国の野原はひろく、遠くまで人が住んでいる気配はまったく無い。そこで天皇はおっしゃられた。「この国には人は居ないのだろうか」そのとき、阿蘇津彦(アソツヒコ)・阿蘇津姫(アソツヒメ)の二神が人の姿になって現れ「われら二人あり、何ぞ人無しとおっしゃられるのです」と言われた。》とあります。何ぞという「何」は「阿」にも通じ 阿そ 即ち阿蘇という呼び名が生まれたともいうのです。
肥後国風土記には肥後の国閼宗(アソ)の県(さと)と記されています。また日本後記には、肥後国阿蘇郡山上に沼あり、その名神霊地(シンレイチ)という。と書かれ郡の名を示しています。

 また和名抄(ワミョウショウ)という書物には阿曽とかかれています。このように「アソ」という発音に文字をあてはめているようです。中国の書物、随所にも「いわれなく阿蘇山に火がおこって石が天までふき上がり、人々は不思議な思いと、おそれの気持ちで祭ごとを行った。」といった意味のことが書かれています。

参考

くらしのあゆみ 一の宮 -一の宮町 伝統文化研究会-


カテゴリ : 文化・歴史
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