ある日、小鳥たちが話をはじめたちったい。
「お日様はどっちかる出るどか。」
スズメが言うと
「そりゃあ東かるたい。東に決まっちょるばい。」
カラスが大きな声で言うたち。そりでほかの鳥たちもみんな口をそろえて東と言うた。そん時、ミソッチュだけが
「いやちがう。お日さんな西かる出る。」
ち言うたきとうとう喧嘩(けんか)になったちったい。
「そんなら、明日ん朝早よう起きてお日様ん出なはるとば待っちょこ。」
ということになったと。あくる朝みんな早起きしてお日様の出るとば待っちょたと。皆一斉に東の山に向かって今か今かと見ちょった。そん時、ミソッチュが
「ほらみんな見ろ。」
と言うち、西の山のてっぺんば指さしたと。見ると西の山まのてっぺんはまっ赤になちょった。みんな
「あら、ほんなこつ。」
と見とれちょると、ミソッチュがまた
「こんだ、こっちかる。」
ちゅうて東の山を指さした。見ると太陽が少しのぞいている。みんな
「ああほんなこつ。はじめは西が真っ赤になったもんな。」
ミソッチュは「どうか見れ」と威張(いば)ったちったい。
参考
更新日: 2013-07-18 (木) 00:00:00 (4581d)