阿蘇ペディア
阿蘇の施設

阿蘇草原の特徴

概要

阿蘇の草原は、世界有数のカルデラを形成した火山活動の影響により森林が発達しにくい環境であったところに、「放牧」「採草」「」などの人々の利用が長い間続けられてきたことによって、野草を主体とする日本最大規模の草原環境が維持されてきました.

牛馬を利用した農業生産と草資源の循環という、この土地にふさわしい経済活動の枠組みが形作られ、草原の恵みを活かす知恵と技術、文化が生まれました。
阿蘇の草原は、その規模、質、歴史からみて日本そして世界に誇るべき自然と人間の共生の産物であるといえます。

日本最大の野草地

やネザサなど元々この地方にある植物が主に生育する野草地の面積は2016年度時点で14,657ha(約71%)に及びます。降水量の多い日本では、樹木が生育しやすく、自然草地は一般的に成立しないとされており、阿蘇の草原も人が利用せずに管理が成されなければ藪になり、やがては林へと変わってしまいます。

入会地としての管理による維持

阿蘇の草原のほとんどは集落ごとに定められた入会地で、その使用権をもつ者はそれぞれ等を組織しています。等は、採草放牧などに入会地を利用するとともに、やなどの作業を継続的に行い、草原を維持管理しています。現在(2016年時点)、市内の数は178、者戸数は8,874戸です。

利用や管理の方法の違いによる草原タイプ

阿蘇の草原(草地)は野草地と人工草地から構成されています。主体である野草地は、農畜産業による利用と維持管理形態や地形の違いから、大きくは放牧地、採草地、茅野という3つの草原タイプに分けられ、それぞれの景観や生息・生育する生物種も異なります。さらに局地的に湿地性の植物群落が点在しています。

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更新日: 2022-07-19 (火) 17:09:54 (1282d)