おはぐろ
むかしの女性には、結婚後に「おはぐろ」で歯を真黒く染めた人がいました。
焚(た)き火するくど(かまど)の前で、茶碗(ちゃわん)の欠片(かけら)に黒いものを入れて火の側で温め、を折り曲げてハケのようにして黒いものを付けて、鏡を見ながら何回も歯に付け、真っ黒く染めていました。
原料は、鉄片(てっぺん)を茶と酢に付けたもので、それに野に生えているフシの実を入れると、一層黒くなっていました。
※フシの実は、別名(べつめい)白膠木(ぬるで)ともいうに虫が寄生(きせい)して作った虫こぶのことです。それに含まれるタンニンを原料にしていました。
おしろい
小さいビンに入った真っ白い練りおしろいに、ハケを使って付けていました。
昭和の初め頃は色々なクリームがあり、レートクリーム・クラブ美身(びしん)クリーム・ウテナクリームなど女優さんの写真入りで宣伝(せんでん)されていました。
紅(口紅)

小さい盃(さかずき)の内側に真っ赤なものが塗りつけてあり、薬指を唾で湿(しめ)してその赤い紅を少し付け、唇(くちびる)に付けていました。
※薬指のことを「紅(べに)さし指(ゆび)」ともいいます。
参考
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更新日: 2010-03-20 (土) 16:28:00 (5786d)